日本の高齢化社会はもうとっくに始まっています。2017年時点での65歳以上の高齢者の割合は27.3%と4人に一人を超えている状況です。高齢化社会が問題の現代、医療・福祉分野の人材育成が課題となっています。国内でもより多くの医療従事者を確保すべく様々な動きを加速させています。例えば、2012年には薬剤師国家試験の合格率を向上させるべく6年制になったりするなど、試験のハードルを下げるわけではなく、より教育を充実させることで合格率を上げようという施策などが行われています。
専門職大学という学校区分の新設もその中の一つではないでしょうか。専門職大学というのは短大設置以来55年ぶりの新区分になります。専門職大学の実践スキルと大学の教養を兼ね備えた授業を行うという特徴になります。医療従事者の絶対数的な不足も問題ですが、偏在化という問題もあります。特に看護師というのは、地元ではない養成校に通ったままその地で就業するというケースも珍しくありません。専門学校を専門職大学化することで地元の学校に通う人を増やそうという試みが見て取れます。また、専門職大学は卒業することで大卒資格を取得できるため、就職時の条件面でも専門学校で優遇されるようになります。

専門職大学はまだまだ申請段階にあり、その数も多くはないのですが、医療系なら東京医療福祉専門職大学などに人気が集中しそうです。就職率が高いのも魅力ですが、やはりその設備や講師陣などの学びの環境は素晴らしいの一言です。現場即戦力・チーム医療を掲げる同行の姿勢は、まさに時代と合っています。今はそれぞれの資格が専門高度化している傾向にあります。チーム医療を意識し、高度な実践でスキルを養える同校の存在には医療業界としても今後注目したいところです。